タイム:2時間25分27秒
総合順位:48位/479人中
年代別M45-49:2位
今回のサンポート高松トライアスロンは、コーチからの「出し切ること。目標は2時間30分」という言葉を胸に、高強度トレーニングの一環として位置づけて臨みました。
IRONMANケアンズではレース後に「バイクパッキングが余裕残しすぎ」とフィードバックをもらいましたが(笑)、今回はその反省も踏まえて、しっかり出し切ることを意識。実際、前日の室内バイクやランでは身体の重さを感じており、決して好調とは言えない状態でした。しかし、だからこそ「力まず、自然体で走る」ことができ、結果的にうまくレースをまとめられたように思います。
2週間後の皆生大会も、大きなピーキングはかけず、暑さへの適応力を見極めつつ、上位を目指します。暑さへの耐性が確認できれば、IRONMAN台湾やマレーシアでのKONA出場を視野に入れていきたいと考えています。
また、レース後には高橋コーチから「タイム的にはショートでは2時間20分は切っておきたいですね。そのスピードがないと、IRONMANでの10時間切りは難しいです」とありがたい言葉をいただき、今後の課題と方向性がより明確になりました。
最後に、日本初となるアリーナを拠点としたこの大会を開催・運営してくださった関係者の皆様、献身的に支えてくださったボランティアの方々、日々ともに高め合うチームの仲間たち、そして毎日の練習メニューを組み立て、的確なフィードバックをくださる高橋コーチ、何より日々の生活を支えてくれる妻に心から感謝します。
本当にありがとうございました。そして、次のチャレンジへ――。
【サンポート高松トライアスロン2025 レースレポート:スイム編】
【概要】
・コース:750m × 2周回(行きは向かい潮/帰りは追い潮)
・海況:波高め、クラゲ多め(スイムスキップ10%以上)
【結果】
・タイム:27分36秒/68位
・1分50秒/100m
【目標】
・コース右側ロープを見ながら泳ぎ、ヘッドアップを最小限に
・スタート直後はゆっくり心拍を抑える
・2周目からペースを上げる
【実際の展開】
第一ウェーブのフローティングスタートでは、位置取りが間に合わず後方からのスタートに。
右端(コースロープ側)からスタートするも、周囲のバトルと激しいバタ足で前に出られず、左に移動しながら隙間を見つけて泳ぐ判断をしました。
波は高く、多くの選手がスイムスキップを選択する中、IRONMANケアンズを経験していたおかげで精神的には安定して泳ぐことができました。
特に向かい波区間では、波に逆らわず「波に合わせてゆっくりリズムを取る」ことを意識し、それ以外の区間では自分のペースを保ちました。
1周目はウォーミングアップのつもりでリラックスして泳ぎ、2周目からしっかりとペースアップ。
最後のスイムアップでは、上陸ポイントを誤って牡蠣掃除の地点に5mほど左にズレてしまいタイムロス。
T1までは転倒しないよう慎重に走りながらもダッシュ。トランジションで心拍は最大93%に達しておりました。
【サンポート高松トライアスロン2025 レースレポート:バイク編】
【概要】
・コース:39.6km(3.86km×10周 + 往復1km)
【結果】
・タイム:1時間11分53秒(※T1込みの可能性あり)/47位
・Garmin計測:平均スピード35km/h
・NPパワー:175W
・平均心拍数:142(86%)
【目標】
事前にChatGPTに立ててもらった戦略(FTP208W・2時間30分完走想定)は以下の通り:
1周にUターン2カ所、直角コーナー6カ所、アンダーパスのアップダウンが2回という、かなりテクニカルな設計の周回コース。加減速の繰り返しが多く、脚を使いすぎずに効率的に巡航へ戻す技術が求められる
Uターン直後:FTP135〜145%(280〜300W)で5〜8秒の加速
巡航:FTP50〜85%(166〜177W)で安定走行
加速しすぎてNPを上げすぎない(常に85%前後を意識)
下りやアンダーパス後は高ケイデンスでスムーズに回す
150%以上の高出力を長く続けない(ランに脚を残す)
【実際の展開】
レースではほぼ計画通りの展開ができました。
アンダーパスの500m手前にある減速区間を利用して周回ごとに水分補給を行い、8周目ではジェル補給も無理なく完了。
ただし、Uターン加速時に内側のペダルを擦ってしまう場面があり、少し焦りました。幸いバランスを崩すことはなく、その後はしっかりとリズムを整え直せました。
※これはテクニカルコースならではの危険ポイントとして今後の注意点にもなります。
平均スピードは35km/hで、NPベースで見ても想定どおりの効率的な走行ができたと思います。ランへの脚をしっかり残しながら、攻めすぎず守りすぎずのバランス良い走りができました。
今回、初めて「バイク飛び乗り・飛び降り」にも挑戦しました。
ビンディングシューズをバイクにセットし、スタート時は飛び乗り、降車ライン手前でシューズを脱いでノンストップで通過。何度か練習をして、レースでは初トライながら大きなミスもなく、体感では80点くらいの出来で実践できました。
トライアスロンらしい“移行の技術”として、今後さらに精度を上げていきたいポイントです。
【サンポート高松トライアスロン2025 レースレポート:ラン編】
【コース】
・2.5km × 4周回(全10km)
【結果】
・タイム:45分58秒
・Garmin計測:4:39/km
・平均心拍数:135(82%)
【目標】
序盤2kmは抑えてキロ4分50秒程度で入る
平均心拍数130(79%)以下に落とさず、後半にかけてビルドアップ
冷却対策を徹底:
・ブラジャー洗濯ネットに氷を入れて首や肩に挟む(ひらめちゃん方式)
・手に氷を持ち、深部体温の上昇を抑える
【実際の展開】
当日は風もあり、冷却対策がうまく機能し、トレーニング時のような暑さを感じることなく走れた。
2.5km地点の1周終了時に、アクティバイクスピードジェルとカフェイン200mgを摂取。
心拍数は安定して推移し、後半に向けて徐々にペースアップする展開に。
沿道のボランティアや先輩方の応援にも大きく背中を押され、最後はキロ4分、心拍数158(96%)まで上げてフィニッシュ。
ゴール後は倒れ込むほど出し切れた。
コーチからは「それだけ上げられるなら、もっと前半からペースアップできたのでは?」と言われるかもしれませんが(笑)、自分としては計画通りのビルドアップと、冷却対策の成功が収穫となるレースでした。

